治験薬の投薬方法
薬の投与方法は非常に多岐に渡り、
それぞれの製剤の特徴にあわせて投与します。
代表的な投薬方法
- 経口投与(p.o;per os)
- 静脈内投与(i.v.;intra venous)
- 筋肉内投与(i.m.;intra muscular)
- 皮下投与(subcutaneous)
- 舌下(sublingual)
- 点鼻(nasal spray)
- 吸入(inhalation)
- 点眼(ophthalmic)
それぞれ、有効成分の特性や、吸収の差、刺激性の有無、副作用等を考慮して設定されます。
例えば、抗炎症ステロイド薬では、経口投与では全身性の副作用の懸念がありますが、
点鼻や吸入で局所に投与することにより副作用を少なくすることに成功しています。
中には、一ヶ月に一回の投与で効果が持続する注射等もあり、
これまで副作用の問題で使えなかった有効成分が投与方法を工夫することで
新たに医薬品として世に出回った例もあります。