糖尿病の治験に参加する方法
糖尿病の治験に参加する方法は、
難しい手順がある訳ではありません。
糖尿病をわずらっている方、
もしくは糖尿病の疑いがある方であれば、
治験を実施している医療機関で参加を希望する事はできるんです。
しかし、治験の参加を希望する事はできるのですが、誰でも参加できる訳ではありません。
どの治験でもそうですが、参加する為の基準が設けられていまして、
そちらの基準をクリアする必要があるんです。
糖尿病の治験でよく目にする基準
選択基準
- 2型糖尿病の診断のある方
- 糖尿病の治療をされていない方
- 未治療時のヘモグロビンA1cが6.0%〜10.0%
- 糖尿薬の服用は2剤まで
- 血糖値が120以上の方
除外基準
- インスリンによる治療が行われている方
- 薬物アレルギーをお持ちの方
- 胃や腸管の切除を行った経験のある方
糖尿病の治験の場合には、
2型糖尿病の方が対象となってきます。
2型糖尿病の指標として、
ヘモグロビンA1cや血糖値の基準が設けられてきます。
自分が糖尿病である事がわからない状態であっても、
基準に該当すれば治験に参加する事は可能です。
(すなわち、糖尿病の検査を受ける事ができます)
糖尿病をお持ちの患者さんを対象とした治験は、月単位や年単位での治験を実施していく事になります。
長期間にわたる治験となりますが、通院する頻度は月数回なので、大きな負担とはならないと思います。
逆に治験に参加している期間は負担軽減費も支払われますし、
薬代も製薬企業が請け負ってくれます。
長期間の治験に参加する事ができれば、
それだけ長く糖尿病の治療費を浮かせる事ができます。
少しでも糖尿病の治療費を浮かせたい方、
新薬による治療を受けてみたい方は検討されてみるのも良いかと思います。
薬効による低血糖には注意が必要となってきますが、
専門医の管理下で使う分にはそれほど神経質になる必要は無いと思います。
糖尿病の治験に参加するメリット
- 新薬による治療を受けられるチャンスがある
- 糖尿病の治療費を大幅に減らす(実質無料もしくは黒字になる事も良くある)事ができる
デメリット
- 自分に合った治療薬を一旦休憩する可能性がある
- フェーズTで安全性は確認してあるが、副作用が出る可能性は否定できない